一般的な比較

RPAを導入するにあたって最初のステップがこちらです。

まずは数あるRPA製品の中からどのソフトウェアを選ぶのかという話ですが、開発者としてエンジニアを想定していない場合、見るべきツールは下記の3つ。

  1. Bizrobo!(SynchRoid)
  2. WinActor
  3. UiPath

上記以外にもRPAソフトウェアは各社から様々なものが販売されていますが、いずれのソフトウェアも確実性に難があったり開発、メンテナンスの難易度が高くシステム部門以外での導入は難しいと言えます。

よって上記3つを比較していけば良いのですが、何を持って比較するのかという話をします。

弊社の場合、内勤業務の多くを占めるのがExcel申込書記載の項目を自社で開発した基幹システムへ登録するというものでした。

簡単に言うとExcelからWebベースのアプリケーションへの転記登録作業です。

参考までに本サイトでは上記3つのソフトウェアについて、交通費検索という一つの業務を自動化するロボットの作成方法を載せています。

本当にするべき比較

先述のようにPoC(Proof of Concept…概念実証)として、まずは各社のトライアルライセンスを使って何らかのロボット開発することをオススメしているケースが界隈ではほとんどですが、私の考えは異なります。

Excelの値をコピーしてWeb上の基幹システムへ連続登録する、この流れが出来ることは既にわかっているので、3回のPoCを行うのは時間の損失です。

ここまでは理解頂けたと思うのですが、ではどれを選んでも良いのかというとそうではありません。

一見同じ機能を持つロボットを開発したのですが、 WinActorのロボットの場合、座標を指定しているため、どうしても安定性に欠けます。

出来ること、出来ないことがあるのは重要ですのでこれが第一。

続いてSynchRoidかUiPathの二択になるのですが、ここで重視して欲しいのがサポートです。

開発で行き詰まった時、他のユーザーを巻き込んで一大プロジェクトとして業務改善にあたりたい時、相談するであろうRPAの担当者は信頼に足る人物でしょうか。

ヘルプデスクへの問い合わせがどのくらいの期間で返ってくるのか、担当は親身になって相談に乗ってくれそうなのかを判断してください。

RPAはまだ発展途上プロダクトのため、各社、非常に短い間隔でアップデートを繰り返しています。

ただ将来的なことを私なりに予想するとするならば、どのキャリアからiPhoneを買うのかといったものと似たような話に着地すると思っています。

現在最新のiPhoneを買おうとした時、各社における料金差はほぼなく、どこかが飛びぬけて繋がりにくいといったケースもほとんどありません。

どのキャリアでiPhoneを使おうが、圧倒的に損したり得したりといったことはほぼないでしょう。

ただRPAがiPhoneと異なるのは買って終わりではないということです。

例えばメール送信を自動化したいという要望を受けた場合、それそのものを自動化することは技術的には容易ですが、何らかの原因でエラー状態のものを送信してしまう可能性があるので下書き作成にとどめ、人間の手で送信ボタンは押しませんか?という提案は、ただモノを売っているだけの担当には出来ません。

私は過去に行った商品比較や、社内導入を進めた経験が話に説得力を持たせていると確信しています。

目先のわずかな価格差ではなく、顧客目線で向き合い販売後も同じ方向を向いて共に仕事が出来る担当かどうか、人を判断することが大事なのではないかと個人的には考えています。